毎日の遺書

やがて伝説へ

2024/7/10

 最近いろんなテストがあってこの遺書をちゃんと書けていなかった。正直あんなものなんかよりこっちの方が優先度高いのだから放り出したい。だが、わざわざ一人暮らしして留年する金もないといわれている中で落単や再履はできないので悩ましい。

 まあそんなことは置いといて、今日はルックバックを見てきた。ノー情報で今日になって上映時間が60分しかないのも知ったのもあって結構新鮮な気持ちで見れた。

 あ、いやあらすじは見てたか。

 ただ、とにかくすごくいい作品だった。いや、こんな簡単な言葉で表すのはやめよう。

 今回批判モードで最初見ていたが、流石は藤本タツキ。見てて指摘する所は何もなかった。いや指摘だなんて上から目線な言葉ではなく余計な疑問を持たずに見ることができたと言いたい。

 主人公と同じ作家を目指している人間として高校生のうちからどんどん成功していってる様子は正直かなり応えた。

 終始努力し続ける主人公を見て改めてテストがなんだとか部活がどうだと言ってる自分が恥ずかしくなった。

 

 よくある話で若いころに大成したやつがそのまま早死にするパターンていうのをよく見かけるが、昔の俺はそれを見て早く成功しすぎてもいけないな、そうだ今成功できなくたって焦る必要はないとそう思っていた。

 だが、違うのだ。

 後者に関しては真理だと信じて疑わないが、実際のところ100%の努力はし続ける必要があってそれでだめだったとしてもあきらめる必要などない、という意味での今成功しなくても焦らなくていいなのだ。

 正直俺はそれを理由に頑張れていない自分を肯定しようとしているのだ。

 これではいけない。アニメ見ようとかゲームしようとかそういうことやってる場合じゃないんだよ。俺は書き続けなきゃいけないんだ。

 それに、そのまま頑張りもしないで適当に生きているある日突然の交通事故や通り魔に遭遇して何も残らなくなる可能性だってなくはない。

 いずれ死は来るのだから今のうちからやれることはやっておくべきなのだ。

  

 と、まあ今の俺をこう立志させてくれるすばらしい映画だった。

 

 まあ、待っていなさい。俺もそっちに行くからな。

 

 では、お先に。